XP祭り2025
XP祭り2025 @ Hybrid
開催概要
- 開催日:2025年10月4日(土)
- 会 場:世界中
- ハイブリッド開催となります。
- オフライン会場は三菱電機さんのオフィスSerendie Street Yokohamaをお借りします。
- 主 催:
- XP祭り2025実行委員会(XPJUG)
- 早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
基調講演
今年のXP祭り2025は、天野 勝さんにご講演いただきます!
XP祭り入門 ~XPと出会って人生変わっちゃった人が伝えたい、いろいろな入門の話~
2002年7月8日、「XP祭り」が初めて開催されました。当時は、アジャイル開発のXP以外にも、OSや、食品にも「XP」と名の付くものがあふれていましたが、最近は「XP」という言葉を聞かない日が増えてきました。
2001年2月に、「Manifesto for Agile Software Development」が公開された当時は、日本においては「Agile」という言葉はほとんど知られておらず、Lightweight(軽量級)な開発手法と言えば、Extreme Programming 一択という状況でした。
2025年の今、「XP」の現在地はどこでしょうか?「XP祭り」に参加している人の中にも、XPがLightweightな開発手法であることを知らない人もいるかもしれません。
しかし、「XP」という言葉を聞く回数は減りましたが、「XP」を形づくった考え方や、当時のコミュニティ活動の熱意は、今もその多くが引き継がれて、「当たり前」になっています。この当たり前に焦点当てて、改めて「入門」し直せるように、言語化し、整理します。
ただ、その「当たり前」は、いつの間にか自分だけの常識になっていることがあります。先日、同僚に、「ちょっと、もくもくしよう」と提案したら、「なんですか? もくもくって」という反応が返ってきました。
私にとっては当たり前になっている、「もくもく」⇒「もくもく会」⇒「複数人が集まって、自分の作業をする場」という概念がなかったようです。
イベントの企画時に、「LT(ライトニングトークス)やるならば、銅鑼持って行くよ」と提案したら、「なんで、銅鑼?」「この間のAWSのイベントでは、サンバ出てきましたけど」という反応が返ってきました。私にとっては当たり前になっている、「LTで時間オーバーになったら銅鑼を鳴らす」という常識が、「時間オーバーになったら強制終了」という設計はそのままに、「銅鑼を鳴らす」ではなく、「サンバ隊が出てくる」という実装へと進化していました。
こうした経験から、自分たちの「当たり前」や「常識」になっていること、つまり「暗黙知」に改めて焦点を当て、言語化して共有することが重要だと感じています。老害にならないように留意しながら、お伝えします。
内容
- XP入門
- パターン入門
- 日本XPユーザーグループ入門
- 日本XPユーザーグループ関西(XPJUG関西)入門
- 第1回XP祭り入門
- Lightning Talks入門
- 銅鑼入門
- 老害入門
- プロジェクトファシリテーション入門
- KPT入門
- KPTA入門
- ふりかえり入門
- アジャイル入門
- アサーティブ入門
- XP祭り入門
- 入門入門
- 入門入門入門
- 入門!入門!入門!
天野勝(あまのまさる)
https://www.agile-studio.jp/people/amano
株式会社永和システムマネジメント
アジャイルコーチ/KPTAエバンジェリスト
2001年に、Extreme Programming(XP)を実践して、チームで改善を繰り返しながら仕事を進めることの重要性を実感しました。現在は、システム開発かどうかに関わらず、チームで仕事をしている方々の居場所を作るお手伝いができればと思って、研修やコーチングをしています。
著書
『OKRマネジメント入門』
『LEADER’s KPT』
『これだけ! KPT』
『eXtreme Programmingテスト技法』
『正しく学ぶソフトウエア設計』
訳書
『リーン開発の本質』
『アジャイルソフトウェア開発スクラム』
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一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会様
コメント:
XP祭り2025のZoomとConfEngine利用料は一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会からご支援させていただいております。より多くの方にアジャイルの実践知が届き、よりよい実践が生まれていくことを願っております。
原資はもちろんスクラムフェス大阪およびRSGTの剰余金です。これまでの参加者及びスポンサー皆様の厚いご支援に大変感謝しております。できる限り恩送りしてまいりたいと考えております。
セッション&タイムスケジュール
セッションは下記Confengineに掲載しています。